オンコール所持対応っていったいどんなことをするの?具体的な事例をもとにご紹介! ~前編~ | 訪問看護のソフィアメディ求人・採用情報サイト
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看護師

公開日:2025/01/29 最終更新日:2025/01/29

オンコール所持対応っていったいどんなことをするの?具体的な事例をもとにご紹介! ~前編~

訪問看護において欠かせない役割の一つが「オンコール」です。お客様やご家族が安心して自宅で療養生活を送るために、ソフィアメディの訪問看護ステーションでは24時間365日対応可能な体制を整えています。必要に応じて緊急訪問も行い、幅広いサポートを提供しています。今回は訪問看護の現場も経験した採用担当のKが具体的な実体験をもとにオンコール所持についてご説明します。

1.オンコールってどんな時に呼ばれるの?

訪問看護を利用されるお客様やご家族は、病院のように常に近くに医療従事者がいるわけではない環境で、自宅で療養生活を送られています。そのため、突然の体調不良や緊急の事態が発生すると、大きな不安を抱えることがあります。こうした状況をサポートするために、オンコールは重要な役割を果たします。
オンコールには、電話のみで対応する場合と緊急訪問が必要となる場合があります。

(1)電話で対応する場合
軽い症状や緊急性の低い相談については、電話での対応を行うことがあります。
例)
・発熱や痛みがあり、内服を迷った際の相談
・療養生活についての漠然とした不安の傾聴
・軽い怪我などで、お客様やご家族自身での処置が可能な場合

(2)緊急訪問が必要な場合
実際に訪問してみないと判断・対応ができないとき、緊急性があるとき、ご本人やご家族の不安があまりに強く症状悪化の恐れがあるとき、等は緊急訪問を行う場合があります。
例)
・ストーマパウチがはがれたり、尿管カテーテルが閉塞した場合
・呼吸状態が悪化し酸素飽和度が低下したときや、吸引しても改善しないとき
・退院直後の介護に戸惑いがあり、お客様・ご家族だけでは対応が困難な場合
・エンゼルケアが必要な場合

内容に応じて電話で対応することもあれば緊急訪問をすることもあり、迷ったら緊急訪問をして実際に目で見て確かめる、ということを大切にしております。

2.夜間にオンコール対応した後の勤務はどうなるの?

お客様からオンコール要請があったときには、まずは上記のように電話または緊急訪問の対応を行います。それぞれ電子カルテに詳細を記録し、他スタッフへも対応を共有します。必要に応じて日中にも再訪問を行い、お客様・ご家族に合わせた対応を進めるとともに、ケアマネジャーや主治医へも報告します。
夜間のオンコール所持が終了した後には日勤業務があることがほとんどです。そこで弊社では夜間出動時の代休制度を導入しております。この制度は夜22時以降から始業前までに緊急訪問をした場合、翌日または当日の勤務内で最大4時間の代休を取得できる制度です。もちろん有給休暇を消化するわけではないのでご安心ください。ただし、この代休取得は、あくまで本来の訪問予定を調整できた場合に適用されるため、1~2時間の取得にとどまったり、昼休みを延長する形で対応したりする場合もあります。各ステーションでは、対応してくれたスタッフへの感謝を共有し合いながら、協力して代休が取得できるよう工夫しています。こうした取り組みにより、スタッフが無理なく働ける環境づくりを進めていますので、安心してご勤務いただけます。

3. オンコール所持の実際~採用担当Kの実体験~ 

①オンコールを持ち始めたころのサポート

入社して3か月目、オンコールを持つようになった頃は、心細さでいっぱいでした。まだ訪問したことがないお客様も多く、どんなお人柄なのか、どのような家庭環境なのか、家の状況など、想像もつかないことばかり。「電話が来たときに自分で本当に対応できるのだろうか」と不安が押し寄せました。
そんな中で、看護師カンファレンスでは、オンコール契約をしているお客様が「どんな状態で、どんな対応が必要か」を全員で共有する時間が設けられていました。さらに、先輩方が訪問の際に見たことや感じたことを逐一伝えてくださり、安心して相談できる環境が整っていました。また、オンコールは2台体制のため、困ったときには別のオンコール担当者に助けを求めることができ、その上で対応できる心強さもありました。
オンコールを所持し始めた頃は、緊張で寝つけず、夜中まで起きている日も少なくありませんでした。それでも数カ月が経つ頃には、どのような対応をすればよいか流れがつかめてきたため、少しずつ自分の生活リズムを取り戻すことができました。

②夜はしっかり眠れるの?

入社前の方からよく聞かれるのが、「オンコールの日は眠れるのか?」という質問です。
結論から言うと、眠れます!もちろんオンコールの頻度には波がありますが、病院の夜勤のナースコールとは違い、オンコールがひっきりなしに鳴るという状況は、ほとんどのスタッフが経験したことがありません。実際にオンコールが鳴るのは、1日に1~3回程度。その中で緊急訪問が必要になるのは1回程度で、全く電話が鳴らない日や緊急訪問がない日も少なくありません。
私の場合は、翌日の勤務に支障が出ないよう、オンコールの電話音量を最大限にして電話を枕元に置いたり、できる限り早く家を出られるように必要な準備を整えて眠るようにしていました。このおかげで、普段通りの生活を送りながら夜もしっかりと眠ることができました。もちろん何もなく朝を迎えられた日はほっと一安心しておりましたが(笑)。

<次回予告>

今回はオンコール所持の概要とオンコールを始めたばかりの頃の体験についてお伝えしました。次回は「オンコールを通じて得られた貴重な経験」についてお話しします。ぜひお楽しみに!

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この記事を書いた人

採用担当 K

ソフィアメディ
採用グループ

プロフィール

急性期内科病棟や離島ナースを経験後、ソフィアメディに入社し訪問看護師として勤務。現在は訪問看護師経験を活かしながら医療職・総合職の採用を担当しております。

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