在宅医療に求められていること ~ソフィアメディの取り組みについて神奈川県川崎市の事例を紹介します~ | 訪問看護のソフィアメディ求人・採用情報サイト
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公開日:2024/05/01 最終更新日:2024/05/21

在宅医療に求められていること ~ソフィアメディの取り組みについて神奈川県川崎市の事例を紹介します~

はじめに

私たちソフィアメディの訪問看護ステーションは、各地域の在宅医療を支える存在として創業20年以上の歴史があります。時代と共に求められる役割も変化する中で、ソフィアメディも適応するための変化をしてきました。今回は神奈川県川崎市の事例をもとに、近年の在宅医療・訪問看護に求められていること、それに対するソフィアメディの取り組みを紹介します。

川崎市について

川崎市は東京都に隣接する日本有数の大都市で、工業地帯として知られ、自動車や重工業、化学工業などの企業が集積しています。
川崎市の人口は1,545,604人(2023年10月現在)で、国全体の総人口が減少する中で、年々増加しています。
医療・介護の対象の多くを占める老年人口(65歳以上)は317,678人で、これは全体の20.6%にあたります。
将来人口についても、2035年をピークに160万5千人まで増え続け、更に老年人口については2050年をピークに47万5千人まで増える予測です。


川崎市の医療体制指針と在宅医療について

川崎市では、生涯を通じた健康づくりを支援するとともに、入院医療から在宅医療・介護まで一連のサービスが切れ目なく円滑に提供できる体制の構築を目指し、主要な疾病や事業に加えて保健分野も含めた「総合的な保健医療施策」の方向性を示す川崎市独自の任意計画として「かわさき保健医療プラン」を策定しています。
基本目標として「将来の医療需要に 対応する持続的な 医療提供体制の構築」「安全・安心を支える 保健医療の充実 」「市民とともに育む 保健医療の推進」の3つを掲げ、具体的な施策が9つ策定されています。
また医療体制の中でも、在宅医療への課題や取り組みについても詳しく言及されています。在宅医療を必要とする患者数は2013年から150%以上増加していて、今後は更に必要性が高まることが見込まれることから、更なる体制の強化を求められています。

出典:川崎保険医療プラン

在宅医療に求められる体制について

「かわさき保健医療プラン」で記されている在宅医療に求められる体制を2つ紹介します。

在宅医療の推進及び医療と介護の連携

かわさき保健医療プランには将来の医療需要に 対応する持続的な医療提供体制の構築への課題が複数掲げられています。特に在宅医療においては「在宅医療提供体制の安定的な確保 」「地域の病院、診療所、介護施設等における綿密な連携体制の構築 」「地域居住の実現に向けた介護サービス基盤の整備や在宅医療に関する市民への情報発信 」の3点が課題解決への取り組みとして記載されています。病院・施設・在宅の垣根を超えた連携で体制を構築していくことが求められていることが伺えます。



出典:かわさき保健医療プラン 11ページ

主要な疾病(5疾病)における医療提供体制の構築

日本の主要疾病として指定されている5疾病(悪性腫瘍、精神疾患、脳卒中、 急性⼼筋梗塞、糖尿病)の医療体制の構築にあたり、在宅医療・介護領域による医療機関との連携強化が求められています。患者数も多く継続的なケアが必要な疾患であることから、在宅医療・介護で担う必要のある役割が多くあります。


出典:かわさき保健医療プラン 14ページ

訪問看護に求められること、ソフィアメディの取り組み

在宅医療に求められる体制の中での訪問看護が担う役割と、川崎市内にある6つのソフィアメディ訪問看護ステーションでの取り組みを紹介します。

1.急変時の対応

在宅医療の提供体制に求められる医療機能として在宅療養者の急変時における対応体制の充実が求められています。訪問看護においては「オンコール・緊急訪問」がこれに該当します。川崎エリアのソフィアメディでは6つのステーションがあり、その全てのステーションで24時間365日稼働の対応を行っています。各ステーションに平均6名の緊急対応(オンコール)を実施する看護師が在籍していることから、一人当たりの負担も分散させることができる体制を作っています。

2.お看取り対応

最期の時を迎える場所として住み慣れた自宅を選びたいというニーズは多く、訪問看護でもお看取りの対応をできる体制が求められています。川崎エリアのソフィアメディでは、各ステーションで月1~2名ほど自宅でのお看取りをしています。

3.5疾病の受け入れ体制

老年人口増加に伴い、主要疾病である5疾病の受け入れにおいても、訪問看護の担う役割は非常に大きくなっています。
ソフィアメディでは5疾病を含む、医療ケアの必要性の高い主要疾病のお客様の受け入れを多く実施しており、川崎エリアでは2023年度に悪性腫瘍74名、心疾患184名、脳血管疾患142名のお客様をお受け入れしています。これは川崎エリアの訪問看護事業所では最大級の受け入れ人数になります。主要疾患をお受け入れするにあたり、川崎エリアでは連携先診療所との合同勉強会の実施や認定看護師・専門疾患に強みのある管理者の配置など、住み慣れた環境で医療ケアを安心してお任せいただけるような体制を整えています。

おわりに

ソフィアメディでは、今回ご紹介した川崎エリアに限らず各地域に根差した訪問看護をこれからも提供していきます。
また、地域医療を支える仲間を募集中ですので、ご興味があれば是非直接お話しさせていただければと思います。

 
 

川崎市のステーション一覧

ソフィアメディ訪問看護ステーション元住吉

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月1-18-11 柳澤ビルⅤ201

ソフィアメディ訪問看護ステーション武蔵小杉

〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町2-214 小杉第二成高ビル3階

ソフィアメディ訪問看護ステーション鹿島田

〒212-0053 神奈川県川崎市幸区下平間144-27 小鹿倉ビル2F

ソフィアメディ訪問看護ステーション溝口

〒213-0001神奈川県川崎市高津区溝口1-19-11 グランデール溝ノ口 605号室

ソフィアメディ訪問看護ステーション麻生

〒215-0011 神奈川県川崎市麻生区百合丘3丁目4-5 百合丘3丁目貸家1階

ソフィアメディ訪問看護ステーション宮前

〒216-0003 神奈川県川崎市宮前区有馬4丁目2-11 モンテヴィラージュ105

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この記事を書いた人

杉山 諒

ソフィアメディ株式会社
採用グループ

プロフィール

総合人材サービスの営業・医療機器メーカーの営業を経験し、現在に至ります。主に首都圏エリアの医療職・総合職の採用を担当しています。

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