2017.7.24
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【ソフィアトピック】★第1回 日本在宅救急研究会 in 虎ノ門★在宅医療は患者の急変に耐えられるか?
7/22(土)、以前よりご案内しておりました【第1回 日本在宅救急研究会 in 虎ノ門】が、立見ありの超満員(300名超)を集めて大盛況のうち開催されました。
※弊社からも、発起人として照沼取締役、世話役として代表取締役の水谷(株式会社としては唯一)の他、シンポジストとして平野麻子(ケアマネージャー統括)が登壇、また、当日の会場運営スタッフとして10数名が参画しております。
以下はプログラムです。
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【第一回 日本在宅救急研究会 in 虎ノ門】
●開会の挨拶 発起人代表:小豆畑丈夫
●シンポジウム
『在宅医療と救急医療のあるべき体制作り』
司会 : 益子 邦洋、横田 裕行
石川 秀樹 「在宅医療と救急医療
連携の問題点」
長尾 和宏 「なぜ在宅・救急・警察の連携が
必要なのか」
秋山 正子 「急性増悪時の訪問看護の現状」
平野 麻子 「急性増悪時のケアマネの対応」
阪本 雄一郎 「3次救急を中心とした
在宅救急の構築」
小豆畑 丈夫 「在宅医療と在宅療養支援病院の
「1つの病院連携」の有効性」
太田 祥一 特別発言
●特別講演
『高齢者にとって“本当の良き医療”とはなにか?患者の目線で考える』
司会 : 野中 博
演者 : 東京大学大学院人文社会系
研究科死生学・応用倫理センター
上廣死生学・応用倫理講座
特任教授 会田 薫子
●討論会
『日本在宅救急研究会が果たす役割はなにか』
司会 : 太田 祥一 照沼 秀也
討論 : 益子 邦洋、池端 幸彦、島田 潔、
吉田 雅博、中村 謙介
●閉会の挨拶 代表世話人 横田 裕行
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司会者・演者&パネラー・客席参加者の三方が、自身の立場から在宅医療と救急医療のあるべき姿を大いに語り合いました。
参加者は全国から集まった在宅医・救急医が中心ですが、学者・看護師・特養職員・その他企業、マスコミ、一般の方、中にはアメリカ在住の方まで、様々な立場・多職種が集まったことでも今回の研究会発足の注目度の高さが伺えます。
意見に対して賛同の拍手あり、反対意見に対してヒートアップしたりと、ライブならでは臨場感・迫力のある会になったかと思います。
同会の世話人らは各々が第一線で活躍する要人であり、会での発案の推進を担える立場にありますので、「在宅医療患者の急性増悪時の在宅医療と救急医療の適切な連携を模索する」という大テーマを、今後、行政をも巻き込んで整備していく第一歩になったかと思います。
会の最後、代表世話人の横田先生が以下の3つを、目的・目標としてまとめました。
①在宅・救急連携の仕組み作り。
②ガイドライン作成の重要性。
(医療従事者、ご本人・ご家族向け)
③情報共有。(埋もれているデータの掘起し)
そして、それらの基礎となるのは会田先生が特別講演をした「本当の良き医療とは何か?」という医療従事者としての倫理観であり、結果して、日本の在宅医療の質の向上と地域医療の発展に繋がると結んでいます。
このように在宅医と救急医が同じテーブルについて課題を検討・研究するのは史上初の試みですが、ソフィアメディ株式会社としても同研究会を通して、さらなるサービスの質の向上、地域医療インフラの整備を推進して参ります。
今後の日本在宅救急研究会の活動にご注目ください。
日本在宅救急研究会ホームページ
http://zaitakukyukyu.com/