2019.11.11
研修
ケアプランを深く読み解く為に、ケアマネジメントについて学ぶ研修を実施致しました!
寒さを感じ始めてきた11/9(土)の午前中、在宅療養・訪問看護サービスの質の向上を目指す医療職スタッフ向けに第6回ソフィアメディセミナー「ケアマネジメントを学ぶ~ケアプランを読み解く~」を実施いたしました。
今回の講師は日本ケアマネジメント学会理事で認定ケアマネージャー副会長を務められている羽石 芳恵先生です。
■本日の内容■
①自立支援のケアマネジメント
②ニーズ・目標・援助内容
③アセスメントについて
④居宅サービス計画書について
まず、自立支援の定義について説明してくださいました。「日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができる」という定義を踏まえて、羽石先生は「尊厳の保持のためには自己決定の保証が必要で、お客様のQOL向上に役立つ為に介護支援専門員はケアプランを立てている」とお話してくださいました。
次に、お客様の事例の紹介を交えながら、ケアプランを立てるためのプロセスについて分かりやすくご講義くださいました。ケアプランを立てる際はお客様からニーズを聞き出し、短期目標及び長期目標が達成できるようなサービス内容を考え、専門職はそのケアプランを基に専門用語をあまり使わずに相手の立場に立って分かりやすいような説明を心がけることが大事であると羽石先生は仰いました。
また、アセスメントについての説明では利用者家族の抱えている「問題状況」を理解するために情報収集と分析作業をすることがアセスメントの目的であり、課題分析から見えた「〇〇さんらしさ、強み」、「1カ月、1年後の〇〇さんの姿」を一緒にイメージ化が図れるため、よりお客様のニーズに添ったケアプランを立てるためにはアセスメントに力を入れることが有効であるとのことでした。
最後に、実際のお客様の事例を用いて、居宅サービス計画書を参考にしつつケアプランの作成、及びどのようなチームケアを展開するかについて、講義の参加者同士でグループディスカッションを実施しました。
参加者からは「今回のディスカッションを通して、人によって着目する視点が違うため、ケアプラン作成をする際には様々な職種の方から意見を聞くことが大切ということを学んだ」という感想が聞かれました。
介護支援専門員である羽石先生の最新の知見に基づいた貴重な講義はとても学びの多いものになったと思います。
是非、本日学んだことを明日からの訪問に活かしていただければと思います。
お客様・地域の皆様から信頼し続けていただけるよう、様々な研修を実施してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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